teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

  1. コスプレ衣装とコスプレウィッグの制作と販売(2)
スレッド一覧(全1)  他のスレッドを探す 

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成

新着順:29/160 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

ヴォーリス

 投稿者:mirutake  投稿日:2009年 6月21日(日)00時56分56秒
  通報
  ヴォーリス展見てきました。
写真も小さいし、見せ場のポイントを作ってないし、小粒の建築家と言うことにしても、展示が良くなかったです。写真の焼きが悪くて、パンフの方がやはり印刷ですので注意して焼いています。
特にコルビジェ展から始まった実物展示が、今回もあったのですが、ポイントが押さえられておらず、がっかりでした。
それはヴォーリスの別荘なんですが、外壁の下見板張りが柱の面落ちで張られ、柱が縦に見えていて、実物ではあり得ない状態でした。
内部は床板が現在のきれいに仕上げたフローリングのようで、つるつるで、壁の仕上げなし薄板とあまりに材質感が違いすぎて、どうしてこういう時代考証なのか理解に苦しみます。また2段ベットの作りもあり得ない簡易工事で、これは私の日曜大工仕事でしょう、と言うものでした。これは大工ではなく、舞台の大道具さんの仕様じゃないですかね。
また内壁は縦の羽目板の押さえ縁が目地からずれていたり、付鴨居(内法材)の上と下で縦押え縁が大きくずれていたり、これは写真を見るとどうも現場がそうなっているようでしたが。
おまけに天井が一部しか付いていなくて、美術館の会場の天井になっているという中途半端なもの。これではせっかくの木造小部屋の空間感覚が味わえないのでした。どうしてこんな中途半端なことしているんでしょう、理解に苦しむ。

もっともひどかったのは、「ヴォーリスの階段」でした。
ヴォーリスが優しい配慮で、踏み面の深い、滑らない材質と、柔らかく握りやすい手すり、と解説にはあるのですが、そこにある4段くらいの階段は「移設」したものではなく、現在の設計の階段なのです。踏み面はニードルパンチカーペット、手すりは50角位の角パイプに塗装ですよ、これがなんで「ヴォーリス」の階段なんですか。実物を「移設」または「再現」しない限り「ヴォーリス」の階段ではないでしょ。それは現在の技術の蹴上げ踏み面の上りやすい階段でしかないんですよ。
かつて実物模型の走り、コルビュジェ展でユニテ・ダビタシオンのワンユニットを再現したとき、階段は移設で持ってきたと言っておりました。その鉄梁の三角断面や踏み心地は本物なのだからすばらしい体験でした。こういう本格的な配慮がないのですよ。あまりに安易です。

会場の最後にカタログの方が写真の焼きも良く、内部の小屋組などよく見えるものでしたので、購入してきました。
1908年(28)から1946年(66)頃まで活躍したのでした。
様式の建築から近代初期の装飾の時代を生きた人と読みました。その時代なりのスタイルを素直になぞってきたという作風と感じました。

神戸女学院1933(53)図書館2階の閲覧室の装飾をじっと見ていると、可愛らしく見えていたものが、ぞっとしてきそうでした。やっぱりチャペルの彫りの深いアーチから光が差してきているのがすばらしいですね。同じようなデザインのチャペルを何回か遣っていて、これが一番光の差し方が劇的です。
大丸大阪心斎橋店1933(53)のアールデコのエレベーターホールの堀の深さも、装飾を取ればチェコキュビスムに通じるものを感じました。
大同生命ビルディング1925(45)の螺旋階段の石張り手摺りもきれいです。これはとても急な階段ですが。
 
 
》記事一覧表示

新着順:29/160 《前のページ | 次のページ》
/160